クマは危険なのか 人が危険なのか

防ぐことは出来たのだろうか。

ずっと考えてる事故があります。
ずっと調べ読み漁ってる事故があります。

TBSテレビ「どうぶつ奇想天外」の打ち切りとなった、あってはならない、あまりに最悪な事故のことです。

今も分からないことが多い中で、
この先もきっと、これ以上には分かることはないと思う。番組は終わり、星野さんは亡くなってしまっているから。

それでもせめて、この先にこのような事が起きないため、引き起こさないためにと誓う思いとともに願って、読み知ったなかで考え、思ったことを少しずつ書いていきます。

事故であると同時に、私の中では人間の愚かさが招いた人災であり、事件であるとの思い、無念さが強く残るからです。

事故後、テントでの寝起きをした星野さんへの批判もあったこともありました。

TBS広報部(TBSテレビ「どうぶつ奇想天外!」の撮影の為ロシアに来ていた)はスタッフが小屋でのことを寝起きを勧めたが星野さんはテントで寝起きをした。また企画は星野さんから持ちかけられたなどと発表していました。

またその後に出された「故星野道夫氏遭難報告」でも現地はきわめて安全だったと強調した。とありました。

星野さんの事故死に多くの疑問を持つ人たちから、現場にいたロシア人ガイドやアメリカ人の写真家らの証言などとテレビ局側との『違い』もあったりしたそうです。

事故前後の様子を検証した結果……

「クマは、食物が適切に保管されていない小屋などに押し入る事を学習していた」

「避けることができた死だった」

と結論づけられ、星野さんが事故に遭った2日前の夜も雄グマが現われていた事が確認されている。

また、関係者の証言によると、最初に現われたクマと星野さんを襲ったクマは『同じだった』ことも報告された。

1998年12月

TBSは最終報告をまとめたが残念な事に内容は公表されていない。

星野さんの友達やアラスカ在住の関係者は、事故の原因を明らかにする事で再発を防ぎ、ヒグマと人間の共生を考える手がかりになる事を願っている。

http://www004.upp.so-net.ne.jp/alaskakai/media.html

小屋の食糧がヒグマにあさられていた形跡はガイドが発見している。

星野さんの遺体は森の中でヒグマに喰い荒らされた姿で発見されたという。

この時、星野さんの体は筋肉部から食べられており、また引きずられていった先で直ぐに食べ始められていた事がわかっている。

“勿論、生きたままである”

この事から、このヒグマはそもそもが食害のために(人を餌とみなしていた)星野さんを狙い、テントを襲っていた事が想定された。

http://kuranosuke5260.blog.fc2.com/blog-entry-11.html

いくら野生のクマに詳しい星野さんであっても、この現地の危険な環境、そのような野生から離れたクマの状況は充分に知ることもなく、分からなかったはずですよね。

当時、ニュースにならない事までは分からないし、テレビ局の内容だけを信じていたから、そんな場所でテント泊をする星野さんを無防だとした意見や記事もたくさん見かけたけど、それは全てが明らかになってないから。

幾つかは後になり、ガイドやカメラマンのカーティス・ハイトの証言などによって当時の状況などは判明してきた事もあるけれど、

知れば知るほど『人災』に過ぎない印象から、言葉になどしきれない恐ろしさと悲しみが深まるばかりです。

もちろん、ロシアのテレビ局によって餌付けされたクマも、間違った人間によって野生の生き方を失い、凶暴なクマに仕立て上げられた『被害者』だとも思います。

私たちの暮らしから離れた自然、野生動物のテリトリーにおける状況を考えただけでも『命の危険』さえもあり得る取材に際して、自然や野生動物への敬意を払わず、謙虚さを心におかず、テレビ局の甘さ、不手際、人としての杜撰な愚かさが大きく、予知できる危険を回避するどころか招いてしまっていたなんて、そんなもの?!と、愕然としました。

餌付けされて、すでに人の食べ物、人のまわりに餌があることを知っているクマの存在など、過去の事故などの調査、現地のクマや環境の把握が未熟すぎませんか?。

銃などの所持が出来ないキャンプ場だとしても、万が一に備えて交渉を重ねて1つでも多くの安全を確保することは重要でしょう。

それらが整ってない環境での取材などを行うこと自体が『大問題』だと思いました。こんな危険な番組、企画があってはならない。

人の食を知り、人に慣れ、人を恐れない危険な状態のクマがいる環境(野生動物の生息地であり縄張り)に、銃などもない無防備な状態の人間が滞在するなんて・・・

クマからしたら縄張りに入ってきた「侵入者」でもあり、時には「餌」なんじゃないんでしょうか。

私がそのクマならと想像し考えてみれば、素直にそう思います。

当時の状況の証言にもあるように、縄張りに入った星野さんたちを威嚇し脅しにきたり、スプレーや音などで追い払うも、既に人など恐れもしない危ない様子も見せていたクマが、小屋の食用庫を襲っていたり、力もあり、とても賢いと言われるクマが学習し何度も人間の様子を見に来ていたのだから・・・

後は『いつ』でしかないと思うのは、当前なんじゃないかなぁと。

http://www004.upp.so-net.ne.jp/alaskakai/media.html

あれほどに野生のクマを愛していた星野さんが、野生を喪失したヒグマに殺された事実。とても悲しくてなりません。

私たちは野生のクマは危険だと思う。

野生のクマは人間が危険だと思う。

互いに距離を置いて危険を犯さない、バランスを崩すことはない。

しかし、餌付けされたクマは野生動物の生き方を忘れ、人間に餌を求める、その為に人間を襲うこともあるのだということなのです。

このブログのタイトルにしたけれど、私なりの結論は、野生動物においても、私たち人間においても、もっとも危険なのは、一部の愚かな人間だと思いました。

厳しく過酷な環境で暮らす慎重な野生動物の百獣の王ライオンよりもヒグマよりも、図々しく無謀で無闇な人間を『恐ろしい』と感じています。

北海道や今や各地でも野生動物が人間のテリトリーに入ってきて食べ物を口にする事が害獣だとか問題とされているけれど、元を辿れば、人間本位な豊かさを求めるあまりに自然環境破壊、一部であれ無責任な人間による危険行為、甘さや愚かさが招いた結果にしか思えてなりませんでした。

北海道に旅行に行ったり、各地の自然を楽しみにハイキングや登山などをする際には、野生動物が暮らす生息地であることを理解して、大小関わらず野生動物を見かけても、距離を置いて近づかず、決して餌を与えないこと、決して食べ物やゴミを自然の世界には置いてこないことです。


以下のブログを最後に掲載します。
とてもとてもとても考え深い『思い』というものが残るものでした。
どうか皆さんにも読んでいただきたいです。

そして、私たちがいつ被害者であり加害者となり得ることを知って欲しいのです。

読むに辛い内容がありますが、これこそが明かされるべき『事実』であり、星野さんから継承すべき『警鐘』なのだと思い、リンクを貼ります。

ニュースには報道されなかった、星野道夫氏と家族ぐるみの親友の「なぜ、どうして」の追求記です。
http://fcdoll.blog.fc2.com/blog-entry-16.html


https://goo.gl/images/kyH3QH

たくさんの自然と野生動物を魅せてくださった写真家 星野道夫さんへ、改めて、感謝と悲しみをこめて、ご冥福をお祈りします。

Lovely days CHIKA’S MIND TRIP

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