耳のケア(掃除の方法)

犬の耳の特徴

L字型の犬・猫の耳の構造
 
犬や猫の耳は、L字型の耳の構造をしています。人間の耳と異なり、長い外耳道というL字状のトンネルの奥に鼓膜がある形状です。
 

 
この外耳道の通気性が悪くなるとカビ(真菌)が繁殖したり、耳ダニが寄生し、外耳炎かかります。
 
特に湿度の高い梅雨の時期は危険な季節になります。夏の時期には水に接する機会も多くなり、気温がよく暑いからとシャンプーの後などに自然乾燥させて丁寧に乾かさないと、すぐに蒸れて菌が繁殖してしまい、外耳炎の原因となったりもします。
 
また、外耳炎は文字通り、外耳で起こる病気ですが、ケアをしっかりせず慢性化し、悪化をすると鼓膜が破れ、中耳、内耳炎へと進行し、治療を行うのに多くの時間も費用もかかってしまうことがあり、神経障害が引き起こされてしまいます。
 
 

耳掃除の大事さを知ろう

  • 掃除の回数は週に1回ほどです。
  •  
    犬のグルーミングの耳掃除は、定期的なケアになります。その効果は、耳垢を溜めこまないようにし、耳垢から細菌などの微生物に感染しない、外耳炎などの耳の疾患予防のために凄く大事な行為なのです。
     
    特に我が家のようにダックスなどの耳の垂れている犬は、耳の中がムシムシ蒸れやすい為に、通常の犬よりも不衛生な状態になりやすく、感染にかかる確率が大きい事も飼うと決めたときに心得て、大事な耳の掃除を行う必要があります。
     

  • 掃除をすることのメリット
  •  
    外耳炎にかかると何度も再発を繰り返す疾病で厄介なものですが、定期的に私たちがケア(掃除)さえすれば、それだけでも外耳炎を予防することは可能なことなのです。
     
    ビックリマークなにより、外耳炎を甘く見てますと、鼓膜が破れて中耳炎になります。最後には内耳炎に至ります、とても怖いことです。
     
    ビックリマーク内耳は、『平衡感覚』を司っていますので、内耳炎になりますと斜頸になり、先回運動、顔面神経麻痺、運動失調等の恐ろしい障害症状が出てしまうのです。


    くれぐれも耳にご注意を!!
     
    ご自身のカラダで想像してください。ケアを怠ることで家族であるペットの健康を奪うことなんです。健常な日常生活が送れなくなります。もしも愛犬の耳を観察したことのない方や耳の掃除をしたことがない方がいたら、すぐに始めてください。
     
    もしも、耳を頻繁に引掻く、頭を振る、耳から臭い匂いがするという条件が重なったら、既に外耳炎になっているかもしれませんので、動物病院で直ぐに受診をお願いします。
     
    健康な犬の耳は、悪臭、耳垢(みみあか)、無駄毛がなく、もちろんダニなど寄生していません。大切な健康管理であるはずのグルーミングをしていないことは、不健康な状態、不衛生な環境にあることと自覚をもってください。

    愛犬を観察してください。誰でもない飼い主の皆様が日頃から自分のことのように気にかけ、耳のケアと管理をしてあげてください。お願いいたします。
     
    woody
     
     

    耳掃除のポイント

    掃除を行うときに特に気をつけてほしいことがあります。

    • 犬の耳掃除に使う物としては、犬の耳の状態にあった犬専用の洗浄液や治療にあった点耳薬です。
    • 外耳炎などの症状の疑いがある場合は、必ず獣医師のもとで受診し適切な指導のもとで治療を行なってください。
    • 綿棒などを使わないこと。
    • 強く拭かないこと。摩擦で傷つけないように気をつけてください。
    絶対に傷つけないで!!
     
    間違っても人間用の綿棒やティッシュで耳掃除をしようと思わないで下さい。ペットの耳の構造は複雑で、とても傷つきやすく敏感な場所です。こすってしまう事で、皮膚を傷つけ症状を悪化させたり、炎症をおこしてしまいます。

     
     

    2つの掃除方法

    ①  洗浄 ⇒ 定期的な汚れ取り
     
    予防と考えてください。日頃からこれをやってあげることで、耳の汚れや耳垢を定期的に除去することができ、人間の目では届かない耳のなかを常に清潔に保つことができ、外耳炎などの予防に繋がります。
     
    洗浄液(イヤークリーナー)は、奥に溜まった耳アカを浮かし溶かし、外に排出させ乾燥させる働きがあり、清掃後の耳の中を清潔に保つことができます。

    1. 梅雨から夏の時期のお手入れの回数は、外耳炎にかかっていない方でも、週1回ほどをお勧めします。
    2. 外耳炎を発症している方は週に2〜3回を目安に行ってください。(必ず獣医師の診断に沿った治療法とケアをしてください。)
    3. 洗浄液を8〜10滴程度、たっぷりと溢れる手前まで入れてください。
    4. 耳の付け根の部分を軽く押さえながらグニュグニュと優しくマッサージをします。これにより、耳の奥の垢が浮き出してきます。
    5. ブルブルと顔を振って、耳の中の洗浄液を飛ばします。このときに一緒に耳垢が飛び出します。
    6. 耳の周りに残っている、洗浄液、耳垢は、柔らかいコットン等で優しく吸い取るように拭き取ってあげて下さい。繰り返しになりますが、この時に絶対にこするのはやめて下さい。

     
     
    ② 点耳 ⇒ 抗真菌・抗寄生虫効果で炎症を抑える
     
    外耳炎にかかっている可能性が高い場合、はじめての場合は必ず獣医師の診察と診断を受け、適切な清掃方法の指導を受けてください。
     
    外耳炎の場合、耳ダニやカビ菌などに効果的な成分の洗浄液と保護治療となる点耳薬と組み合わせた耳の掃除をおすすめします。洗浄液で耳道内の耳垢を綺麗にした後で、抗菌・寄生虫効果のある薬を点耳薬を点耳することで、効果的なケアをしてあげることが可能です。

    1. ①の洗浄液での掃除をします。
    2. その後、点耳薬を耳の奥に4〜8滴ほどいれます。
    3. 洗浄と同じ様に、耳の付け根をを中心に、優しくマッサージしてあげます。

     
     

    洗浄液・点耳薬

    様々な種類がありますが、良かったものや使用しているものを参考までにご紹介いたします。
     
    洗浄液

  • ノルバサンオチック
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    日頃のケアにオススメです。
    耳掃除に必要なものとしてイヤークリーナーを買ったときから使っていました。触感は、さらさらの水のような感じでした。香りもすっきりして好きなタイプで、シャンプーも合わせて使ってた時もありました。

    ⇒ 参考サイト(楽天)


    洗浄液

  • ビルバック ベッツケア
  •  
    日頃のケアにオススメです。
    ベッツケアは、評判がよく耳を清潔に保つための日々のお手入れ用として現在使用しています。主成分は 生理食塩水にアルコール成分が少し入って水で耳を拭いているのと大きく変わりの無い成分だと思います。
     
    フランス製らしい花の香りのような甘いシトラスの香りです。すっきりするノルバサンより感触は若干のトロミを感じたのですが、乾きが良いです。香りは強く感じました。

    ⇒ 参考サイト(楽天)


    洗浄液

  • ビルバック エピオティック
  •  
    ビルバックのエピオティックは、海外でも定評があるお薬です。製品特長は、ベッツケアよりも糖質を配合したワンランク上のイヤークリーナーですので、選ぶ基準としては耳垢が気になる場合や梅雨や夏場などの季節によって使い分けるなどのタイミングも良いと思います。耳垢を効率的に取り除き、耳道を清潔に保ち、週に1度のお手入れであらゆる耳の皮膚病感染を予防、炎症を抑えます。
     
    ミミヒゼンダニが原因の外耳炎にも効果があり、主成分サリチル酸パラクロロメタキシレノールで、サリチル酸がマラセチアなどの常在菌を殺菌、滅菌もしてくれるそうです。
    アルコールフリーなので子犬にも安心して使えると思いますし、我が家は耳垢のトラブルがなく使ったことはなかったのですが、次に切り替えて日頃のケアに使う予定でいます。


    洗浄液

  • ビルバック エピオティック ペプチド
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    エピオティックよりもグンと高い洗浄力で耳垢を除去します。EDTAおよびPCMX配合、低刺激性(中性・アルコールフリー)業界初 ペプチドテクノロジーを採用というところが特徴となります。さらに、新しく入った天然成分(ボルド葉抽出エキス、セイヨウナツユキソウ抽出エキス)が、マイクロバイオーム(皮膚常在微生物叢)のバランスを整えるという製品です。

    ⇒ 参考サイト(楽天)


    点耳薬

  • ミミィーナ 5mL
  •  
    こちらのクリーナーは抗真菌剤であるピマリシンの耳科用製剤です。日頃の汚れを落とすだけなら「ノルバサンオチック」でもいいんですが、常中菌であるマラセチアの場合は、菌の繁殖を抑えないといけません。こちらの真菌に効果があるミミィーナがおすすめです。


    点耳薬

  • トロイイヤードロップス
  •  
    耳ダニの原因の場合の治療、耳にある傷からの感染を防いだり、痒みを和らげる点耳薬です。サラッとした液体タイプです。
     

    あくまでも個人的な感想とオススメです。私たちの耳も一人一人それぞれなように、犬たちも環境や体質によってもいろいろありますので、気になるものがあれば、さらに検索してみたりクチコミをみたりしながら試してみてあげてください。
    点耳薬は症状が出ている場合に使う薬なので、購入や扱うまえに必ず獣医師の診察と指導をうけてください。

     
     

    耳の病気

    犬の耳の異常と病気の関係

     
    耳垢が溜まってる(外耳炎・耳疥癬)
    耳が腫れている(耳血腫)
    耳が黒ずんで臭い(耳疥癬)
    音への反応が鈍い(中耳炎・内耳炎)
    耳先が変色してる(凍傷・扁平上皮ガン)


    外耳炎とは?

     
    犬や猫は特徴的な耳を持つ子も多いです。特に垂れ耳や耳の中に毛が多い子は耳を塞いでしまうことにより、通気が悪くなり不衛生な状態になり『外耳炎』にかかりやすいのです。頭を振ったり、耳のニオイを嗅いだり、痒がっている素振りが無いかなど、注意深く観察してあげてください。一般的に外耳炎には3種類の原因があるといわれています。
     
    1:耳ダニ(ミミヒゼンダニ)
    2:カビ菌(マラセチア)
    3:アレルギー体質

     
    ここでは、耳ダニとカビ菌の特徴に関して簡単に説明していきます。


    耳ダニとは?

     
    通常、耳疥癬、ミミヒゼンダニと呼ばれ、犬や猫の耳に寄生し、激しいかゆみを引き起こすダニとなります。
     
    皮膚の垢、リンパ液、かさぶたなどををエサとして繁殖を繰り返す寄生性節足動物です。体長約0.3mm〜0.5mmほどとなります。
     
    黒っぽい乾燥した耳アカが特徴的で、感染すると激しいかゆみが襲う為、耳をかきむしったり、頭を振ったりします。それほど極小なダニにではないため、お手持ちの虫眼鏡や顕微鏡でも耳アカの一部を観察すると発見できることがあります。ただ、卵の状態から成虫になるまで3ヶ月程度かかりますので、発見できないからといって必ずいないわけではありません。また、耳ダニは子犬や子猫に感染する可能性が高いと言われています。人間に感染する事はありません。


    マラセチアとは?

     
    マラセチアとは、カビの一種で普段から動物の皮膚に生息している常在菌で、害虫ではありません。しかし、加齢によるバリア機能の低下や、ある一定の条件(高湿度で脂などの栄養分が多くなる)が揃うと、爆発的に増殖をし炎症を引き起こします。
     
    この条件が一番揃うのが耳の中になります。垢が溜まりやすい場所は菌が繁殖しやすい場所です。マラセチア菌を退治するには繁殖しやすい場所を清潔にする必要があります。
     
    こちらは、耳ダニと違い顕微鏡でないと確認ができませんが、特徴は耳ダニと若干ことなります。マラセチアに感染した際の耳アカはベトベトとした特徴があり、赤褐色~黒色をしています。
     
    しかしながら症状は耳ダニ感染と似ており、激しいかゆみを引き起こします。また、両方に同時に感染している場合も考えられますので、簡単にどちらに感染しているのか見分けられるわけではありません。
     
    マラセチアになると外耳炎を併発する事が非常に多いのですが、これはマラセチア菌による影響がとても大きいのです。マラセチアにかかってしまったら、マラセブシャンプーとともに耳の中も清潔にしましょう。
     
     

    耳の掃除をしたことがない?

    ペットを飼っている(買った)人が、まさかそんな事などないとは思っていました。ペットとの関係性のなかで、グルーミングを大事にされてる方々ばかりだと信じていますし、読んでくださってる方々は違うと思っているのですが、実際にいたのです。


     
    シャンプーもしない、ブラシもなければブラッシングもしない、ヘアカットも爪切りもした事がない、もちろん、耳の掃除など知らないし、した事がないという飼い主の方がいました。
     
    ご相談されてきた症状から考えて、痴呆の可能性が?と話したのですが、まだ若いこでした。そこでいろんな話をしたときに気づいたのです。

    とてもショックでした。
    このような非常識に感じるひとが何故?ペットを飼ったのだろうと。
     
    なにより、可哀想なのは飼い主が選べない犬です。無知で、知識を求め得ない、努力もしない、なによりも愛情を育んでもない。

    そこにいるだけの、一生でした。
     
    しかし、とがめる周りの方の声があったことが救いとなり、縁があって話を伺いました。

    さすがに私がどうこうできる状況ではなく、直ぐに受診をと病気を紹介し、現在も治療中です。
     
    厳しいことを話すのは、とても辛いのですが、言葉を話せない犬のきもちを知ろうとしない、犬のことを知ろうと学ばない、理解を示さないかたには言う他ないのですよね。
     
    通院や治療やケアを機に犬が少しずつ元気になり、喜ぶようになったそうで可愛いと感じて世話をすることや、手をかけることを「タイヘン!」と言葉にしながらも優しいかたなのです、とても楽しんでお世話されてくれています。
     
    数年も辛く寂しく苦しんで放置されてしまったけれど、間に合っただけよかった!関係性を築いていく良いスタートだと思っています。
     
    ですから、もしも
    愛犬に対してグルーミングをされてない飼い主の皆様がいたら、周りの皆さんが教えてあげてください。声をかけてあげてください。そんなきもちを込めて、最後に記載させていただきました。

    woody

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