お尻のケア(肛門嚢と肛門絞り)

肛門
 
やれていますか?   肛門ケア
なんか   恥ずかしいけど
これも
とても大事なケアなんです。

 
 

お尻のお手入れとは

 
唐突ですが、皆さんは「肛門腺絞り」という言葉をご存知ですか?

犬を飼い始めの飼い主さんは聞きなれない言葉かもしれませんが、特に小型犬にとって非常に大切なケアなので、これを機会に知って、グルーミングの1つとしてお手入れを覚えていただけるように今回は方法だけでなく丁寧にお話をしていきます。
 
 

犬の体は『デリケート』で出来ている

 
犬たちの皮膚のデリケートさは、日頃からグルーミングを通して飼い主さんもご存知だと思いますが、今回もデリケートなお尻のケアについてです。

皆さんは愛犬のお尻を毎日みて触れていますか?  ウン◯後には、お尻を確認をして優しく拭いて清潔にしていますか?

私はしていますよ(笑)

私と肛門腺絞りとの出会いは小学生のころ、先生となって教えてくれたのは父でした。

デビューは小学生の高学年のあたりでした。当初も数匹いた犬たちのなかで、古い付き合いの姉妹のようであった犬に胸を借りたような感じでしたが、私がまだ幼くて肛門をつまむとか、絞るなんてことの理解が出来なくて怖がってしまい大失敗でした!!(笑)

まぁ当然ですが、そうして家族の事は家族みんなで勉強して行う方針であった我が家なので、シャンプーのたびに何度か練習を経験するうちに、チカラ加減や目で見るよりも感触で覚える場所を手探りながらですが出来るようにはなりました。皆さんにも必ず出来ますよ!
 
 

犬は私たちに愛を教えてくれる

 
犬たちは私たちと違い全身が毛で覆われています。私たちは毎日お風呂にはいったり、自分のタイミングで美容院などへ行き、手入れを行うことが出来ますが、犬たちは痒くても臭くても伸び放題でも、けっして自分で髪を洗うこともヘアサロンに自分で行く事も出来ず、家族である飼い主の私たちが気を配り、思いやり、適切なお手入れをしなければならないことばかりなんです。

例えば、お猿さんたちは群れで互いにグルーミングをしあいます。これは必要なことを手を借りて手を貸して仲を深め関係性を築いていくように、私たちもペットと家族という群れにあり、愛犬や愛猫たちのお世話しながら相手を知り仲良くなり、健康でよりよい関係になれるように信頼関係を育んでいくため、当然のことばかりなんですよね。

愛犬たちが私たちに元気で笑顔でいつもいてほしいように、愛犬にも元気で長生きをしてほしい、清潔な状態で気持ちよく健康でいてもらうために、飼い主さんの優しさ、思いやり、愛情を『お手入れにこめて』行ってあげてください。また1つ愛犬とのスキンシップ、コミュニケーションアップです。


 
 

肛門嚢と肛門絞りとは

 
本題の『肛門腺絞り』の方法のまえに、犬たちのカラダの事情と大事なお手入れの必要性の説明をしていきます。
 
まず、私たちと違い犬たちのお尻付近には『肛門嚢』という袋があります。ここに強いニオイのする分泌液が溜まっていきます。匂い袋のようなものです。
 
 

犬社会の挨拶

 
この分泌液のニオイは、犬の社会とって大事なものなんです。主にマーキングに使われるもので、いわば強い個性のようなものです。私たち人間も顔や体臭が一人一人に違いがあるように、犬たちの分泌液もみんな違うニオイがします。

これは言葉を使わないかわりに優れた嗅覚を持つ犬たちの世界共通のパスポート、犬の社会でいうところの指紋やID、そんな大事なものなのだろうと私は思っています。


 

例えば、初対面の犬同士でお尻のにおいを嗅ぎ合うのは挨拶だと言われますが、このニオイを通して相手の情報を得ているからなのです。なんだかスパイっぽい(笑)さすが!犬たちだと感心してしまいますが、我が家のダックスファミリーも性格も個性いろいろでしたが、分泌液のニオイにも色にも溜まる量もそれぞれの違いがあって、犬たち並みに私も嗅ぎ分けが出来たくらいなんです(笑)日頃の観察、グルーミングの賜物なのかも(笑)

この分泌液は、本来ならば排泄などで少しずつ押し出されていくのですが、昔と違って最近の小さな犬たちには、押し出す筋力が弱く、ニオイ復路に溜まりやすい状態にあるのだそうです。

これを放置するとどうなるかといえば、袋が分泌液でパンパンになります。パンパンになると炎症を起こしてしまう場合があります。さらにこれを放置してしまうと破裂してしまうのです。あせる

こうなってしまうと直ぐに手術が必要となりますが、たいへんな痛みと苦痛なのだそうです。さらには一度で終わらずクセになる子もいるのだとか。

こうなってしまった愛犬たちの飼い主さんの多くは、この大切なお手入れのことを知らずにいます。目の前の愛犬たちの一大事、破裂したお尻からの出血と苦しみ痛みに泣き叫ぶ様子に、知らなかったことに後悔しかありませんよね。。。

飼い主さんにとっても、愛犬たちのためにも、このような事にならないために適切な予防を知って、定期的に『絞って出してあげる』お手入れの必要性を理解していただき、お願いをしたいのです。

犬たちの先祖にあたる動物たちは、現代のスカンクのように肛門線から分泌液を噴射することで外敵から身を守ったり、自分の居場所を知らせたり、テリトリーを示したりしていたようです。しかし、犬は人間との縁が深く、それぞれに生まれた私たちは出会うべきして出会い、共に暮らし、パートナーとなるまでには時間はかかることはなかったそうですが、犬は群れに慣れていたので、観察に長けています、自ずと人にあわせることが出来ました。人間は昔からあわせることを学ばず、そんな犬が可愛く、居心地よく甘えていたのでしょうね。

かれこれ、人と暮らす社会では、それまでの分泌液を撒く必要性が徐々になくなり、分泌液が溜まる部分を押し出す筋肉も徐々に弱まって、排泄時に適度に排出するだけになったと一説には言われていますが、中型・大型犬などは経験上では排泄物と一緒に分泌液が出たり、自分から不要な分量を出したりして溜まっていたという事はなかったです。

が、もちろん大きさだけでの判断も危険なのは、肥満犬、足腰のチカラの弱くなる高齢犬なども自力で排出することが困難になっていくので、全ての犬たちの飼い主さんは、確認をする行為は必要です。

現在に生きる私たちのペットであり家族となる犬たちは、自然な進化や退化ではなく、私たち人間の勝手な事情や好みなどにより、その生態に対して手が加えて様々な品種改良を重ね、生まれてきた犬種がたくさんいます。

その過程で特に小型犬は自分で肛門腺の分泌物を出す事ができなくなってしまったとも言われています。なんとも身勝手で酷いことをしてしまった気がしてなりません。。
 

 
 

適切な肛門腺の絞り方

 

  • 頻度とお手入れのタイミング

月に1回〜2回程度
シャンプーのタイミングで行う

個体差はありますが、月に1回程度は絞ってあげましょう。シャンプーを月に2回の場合は、そのうちの1回はしてあげましょう。

お尻を床に擦りつけたり、肛門を気にしたり舐めたり、自分の尻尾を追いかけたりする行動が見られたら、肛門腺内に分泌液が溜まっている可能性があるので、病院に連れて行って検査をお願いするから、チェックしてあげましょう。

  • 肛門腺絞りの準備

分泌液は色やニオイの強さ、出る分量にも個体差はありますが、基本的にとても臭く、また勢いよく周囲に飛び散ることがあります。

なので、すぐに洗い流せるようにシャンプーのお手入れのタイミングで同時に行うことをオススメしています。

しかし、シニア犬や病気などでお風呂(シャンプー)が困難になっている場合、通っている動物病院でお願いするか、自分でしてあげる場合は、拭き取り掃除がしやすい床に寝かせてあげてゆっくり行いましょう!
大きめのトイレシーツなどをお尻の部分を中心に敷いて最低限に飛び散りを抑える工夫で挑みましょう。

  • いざ、肛門腺絞り!!

①  下の図のように片方の手で尻尾の付け根をつかみ、真上に軽く持ちあげます。このとき肛門の形がキュッと縦に伸びるように尻尾を持ちあげると分かりやすく、やりやすくなるポイントです。

②  上の図のように、肛門を時計に見立てて「4時」と「8時」の位置、ここを親指と人差し指で軽く触れてみてください。

③  肛門より少し下の部分を指で挟み、押し上げながら押し出すような感覚で、指1本分くらい奥を指で挟んでみてください。

④  なにがあるような、なにか膨らんでる感触があれば、それが溜まっている袋です。チカラは入れないで大丈夫です。

⑤  肛門に向かって下から押し上げて!押し出す!そのイメージで指2本でつまみ、軽くピュッと押し出してみましょう。分泌液が出ます。

⑥  出なければ、もう少し感覚をつかむまで試してみてください。

⑦  2本の指で下から押し上げるように肛門に向かって絞り上げます。力を入れすぎず、肛門の方向に下からゆっくりと押し上げるのがポイントです。

⑧  終わったらシャワーで綺麗に洗い流し、シャンプーのお手入れをしてあげましょう。

  • 出来なかった方や不安な方

初めは不安ですから気持ちはよく分かります。しかし犬たちにとって溜まることは不快であっても痛いお手入れではないので安心して行ってあげてほしいです。

トリミングに通われてる皆様ならば、ペットサロンや動物病院でも肛門腺絞りをしてもらえますのでお願いして下さい。
 
自宅でのケアをする自信がない方、やってみたけど上手くいかなかった方は、見て覚える方が早いので、動物病院で先生に診察してもらい指導を受けてみてください。

飼い主さんが出来るようになれば愛犬も安心できて一番よいと思いますので頑張ってください。

読んでみたけど、
大事なのは分かったけれど、
私にできるかな・・・

大丈夫!!できますよ!!
何度も回を重ねて手応えを掴んでしまえばピュッと出来てしまうのです。
 

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